「Missing」
めちゃくちゃ好きだったんですよ。
「Missing」全13巻 甲田学人
若干ネタバレがありますよ。
ある高校を舞台に、文芸部である近藤武巳くんが主人公、「魔王様」こと空目恭一様が探偵役、ガールフレンド的な立ち位置の日下部稜子ちゃん、魔王様の番犬である村神俊也くん、美少女で頭が切れる木戸野亜紀ちゃん、……はい、この5名を中心として進んでいく物語です。表紙の子は、あやめちゃんと言いまして、彼女の正体は「神隠し」そのものです。物語のキーとなる子です。
この作品はね、
黒いよ〜暗いよ〜グロいよ〜怖いよ〜恐ろしいよぉ…。
各巻で一人はお亡くなりになっていたような気がするなぁ。最終章に入るところなんか、集団で行方不明になっているし…。だれかが「狂ったり」「行方不明」になったり最悪「死」んでいます。ラストなんか切ないんだけど、願わくは、魔王様と〇〇〇ちゃんが幸せ…だったらいいなぁ。
印象的だったシーンは、(かなり内容をはしょっているので意味わかんないかも)
★武巳くんが血を飲まされるシーン…。
★〇〇さんが目をくりぬくシーン…。
★まともだと思っていた〇〇くんが武巳くんとの話の中で発狂するシーン…。
★〇〇ちゃんが〇〇くんに告白するシーン…。
★詠子ちゃんを襲おうとした〇〇が土に飲まれていくシーン…。
好きなキャラは、上記で出てきた十叶詠子ちゃんという子。彼女は「魔女」です。純真無垢でとても魅力的な子で、彼女は「普通」なんだけど「普通」ではない、そしてそんな彼女が「彼」に出会ったことが本当に運命的で絶望的で…。「彼」とは、三郎さんのことですよ。
思春期の大事な時期に、こんな暗くて黒くてダークで中二病なラノベを読んでしまったのがきっかけで、私はオタになったような気がする。外伝の「夜魔」もおすすめ!!これはハードカバーだけど、ラノベの「夜魔」もあるのでおすすめおススメ(^^)
- 作者: 甲田学人,三日月かける
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ちなみに……好きなラノベは「Missing」だけど、 初めて読んだラノベはこれ!
キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
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「キノ」がバイクの「エルメス」に乗って、いろんな国を渡って旅をするお話です。基本1話完結型のものが多いです。今となっては準レジュラーとなりつつあるキャラクターがたくさんいますが、やっぱり私は………「師匠」が好き!あと「陸」も好き!
旅をする中で、いろんな驚きや裏切り、 喜びや悲しみなどがあり、かなり心を揺さぶられます。こんな空気感の作品好き!
中学生の時、一気に読破してしまったからあんまり覚えてない…。本編よりも、外伝が面白かった覚えがあるかな。主人公の親の話とか。
「まるマ」シリーズ(今日からマのつく自由業!、今日からマ王)喬林知
アニメはちょこっとだけ見た!これも、外伝的な話が好きだった気がする。昔話が好きなのかな、私。あと、テマリさんのイラストが好き!
これ全部、中学校の学校図書館にあったのです。そういえば、ふと思い出したけど…、その中学校でラノベに出会い、借りた本を学校で読んでいたら、同じクラスの友達(女子)2人から、「なんでそれ読んでいるの?」と、なぜかキレ気味で言われた。「え、読んじゃいけなかったの?」と内心思い、その時なんて答えたか忘れたけど、あの感じ、今思えば、「マニアックな世界を知っているのは私たちだけなのになんであんたが入ってきてるんよ(+o+)」ていう感じだった気がする…。いわゆる、サブカル女子ですかねっ!